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2009年7月 アーカイブ

2009年7月 1日

和紙の歴史

製紙技術の歴史は、中国「後漢」時代の蔡倫の改良から始まる。日本への製紙技術の伝来は、610年とされヨーロッパへの伝来と比較して500年以上も早い。公式な記録として確認できるのは『日本書紀』にある。また、513年五経博士が百済より渡来し、「漢字」「仏教」が普及しはじめ、写経が仏教普及の大きな役割をはたしていたことからこの頃すでに紙漉がいたのではないかと推測される。

『日本書紀』の記述は、推古「十八年春三月 高麗王貢上僧 曇? 法定 曇?知五經 且能作彩色及紙墨 并造碾磑 蓋造碾磑 始于是時歟」、高句麗の王、僧曇徴、法定を貢上る。曇徴は五経を知れり。また能く彩色及び紙墨を作り、併せてみず臼(水車を利用した石臼)を造るとある。飛鳥時代の推古天皇18年(610年)に高句麗の僧侶曇徴によって紙漉きと墨の製法と、紙の原料となる麻クズの繊維を細かく砕く(繊維の叩解)ための石臼が伝えられたことが記録されている。年代のわかるものとして現存する最古の和紙は、正倉院に残る美濃、筑前、豊前の戸籍用紙である。また、最古の写経である西本願寺蔵の「諸仏要集教」は、立派な写経料紙に書かれており、西晋元康6年(296年)3月18日の銘記がある。

日本への伝来に比較して西域への伝来は140年後の事で、製紙技術者が戦時捕虜となることで伝来した。当時、製紙法は養蚕技術などと並んで中国とその周辺国家における国家機密であり、高句麗からの技術の伝達は信頼の証として伝承されたものである。紙の発明の地と伝えられる中国及び地続きの朝鮮半島と交流のあった日本には、こうした事から比較的早い時期に伝来したのである。


和紙の特長は洋紙に比べて格段に繊維が長いため、薄くとも強靭で寿命が比較的長く、風合いが美しいとされる。洋紙と比べて品質的には優れているとされる。その反面、現在では生産性が低いために価格が高いが、薄く強靱で世界で最も優れた紙と言える。

和紙は世界中の文化財の修復に使われる一方、1000年以上もの優れた保存性と、強靱で柔らかな特性を利用して、日本画用紙、木版画用紙等々、独特の用途を確立している。一部工芸品の材料・家具の部材・紙塩など一部の用途にも使用され、江戸時代には日本中で大量に生産され、建具の他に着物や寝具にも使用されていた。

また、日常生活の中では紙幣の素材として用いられる。

近年は天然自然の素材として、インテリア向けの需要も高まっており、卒業証書をはじめ、様々な習い事のお免状用紙などは越前和紙の透かし入りの鳥の子、局紙、もしくは檀紙などが現在も試用されている。近年では、敬宮愛子内親王や悠仁親王の命名の儀に古式にならい、越前檀紙が使用されて話題になった。

和紙の産地は全国に点在しているが、代表的な産地として「越前和紙(えちぜんわし)」「美濃紙(みのがみ)」「土佐和紙(とさわし)」があり、3大和紙産地と呼ばれている。

『ウィキペディア(Wikipedia)』引用

紙の伝来についても大変興味をもちました。


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